Venta del Molinillo

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zoom RSS スペイン的老人施設の食事

<<   作成日時 : 2008/08/05 03:35   >>

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 またもや熱波到来中のスペイン。

Alerta Naranjaが出ているセビージャも例外なくものすごく暑いです。
暑いと言うより熱いって言う感じ。 

熱波の間だけでなくこの時期は常に暑いセビージャ、ここらで生まれ育った
施設のお年よりでも、この気候でもちろん影響を受けてしまいます。
この時期は施設の重傷者が入る看護室も入れ替わり立ち代り常に満室です。

この暑い夏を乗り切るには食事がとても重要です。

前に働いていた老人施設はとてもみすぼらしい食事内容
だったのですが、今働いている所は、きちんと給食の会社が入っており
とても充実した内容です。

ところで、さすがスペインの老人施設。食事の内容も時間もやや
スペインし様になっておりとても興味深いものがあります。

仕事中写真を撮って歩くわけにはいけないので写真無しですけど

ざっと紹介すると



7時半〜11時までにカフェテリアにて
自立しているお年よりは起きて身支度を整えた順にカフェテリアにて朝食。
介助の必要なお年よりも、シャワーを浴びて着替えが終わった順に
カフェテリアにて朝食。 

内容はトースト(小さいサイズのバゲットみたいなスペインのパンやモジェテなど)
にバターもしくはオリーブオイルをお好みで塗る。 ビスケット、マドレーヌなどの
甘いものにミルクコーヒー、カフェイン抜きミルクコーヒー、ミルクティーなど。
胃腸の調子の悪いお年寄りにはパンはオリーブオイル抜き。 飲み物は
マンサニージャ(カモミールティー)やミルクの入れない紅茶などが出されます。
調子や気分によって朝食の内容は変えられます。



1時から2時の間 (介助の度合いによって前半グループ、後半グループ
に分けて食事がサーブされます)

内容は季節によっても違いますが、いまだとガスパチョ、サルモレホ
ピピラナ系の野菜沢山サラダ。 魚介のサルピコンサラダなどなど
サラダ系が第一の皿。 お肉や魚料理が第二の皿になります。

固形物の食べられないお年寄りにはスープやコンプレートと呼ばれる
完全栄養食(時には普通のお年寄りに出されるコシードやレンテハなどを
ミキサーにかけたものが出されたりします)が出されます。

そして、スペイン料理には欠かせないデザート。季節の果物に
はもちろんの事、ヨーグルトやナティージャ、チョコレートのムース
焼きりんご、今の時期にはアイスクリームなど
実に色々なものが手を変え品を変えで出されます。 
どのお年よりもデザートは大好き。必ずと言って良いほどデザートは
はずさないで食べ終わります。

おやつ3時〜4時

朝食に出されるような飲み物に加え、栄養の足りないお年寄りには
バティードと呼ばれる色々な味のついたミルクセーキのようなもの
を飲んでもらったり、ジュースを飲んでもらったり。お好みと状態で
変わります。ビスケットやマドレーヌ系の小さいお菓子がつきます。

夕食

7時から8時(介助の度合いによって前半グループ後半グループに
分けられます)

内容は昼よりは軽いですが、第一の皿はガスパチョやサルモレホ
小さいパスタを浮かべただけのCaldo de pollo(チキンスープ)などなどが
出されます。ガスパチョ三昧です(笑)
でもこのガスパチョ目当てだけに夕食に出てくる
お年寄りがいるんだから、さすがアンダルシア。


第二の皿はお魚をグリルしたり揚げたりしたものや、チキンの
ハーブオーブン焼き、スペインオムレツ、スペインのコロッケ
エンパナディージャといわれるスペインの餃子みたいな
もの、などなど日替わりで出されます。

もちろん思い出せなくてここには書けなかったメニューも沢山あり
3日前にコロッケ食べたばかりなのにまたコロッケが出たなんて
事は無くとにかく日替わりで手を変え品を変え出されます。
至れり尽くせり。
冬はまた冬でその季節にあったお食事が出されます。

デザートももちろんありです。

ところで、胃腸の調子が悪いお年寄りや、具合の良くないお年よりは
何を食べるんでしょうか。

コチラの施設ではアストリンヘンテと呼ばれるおなかに優しい食事
が出されています。

第一の皿としてお米がちょっと入ったCaldo de polloや
にんじんのクリームスープなどの軽いスープ類。
第二の皿として具を何も加えないで焼いた普通の玉子焼き
(フランス風オムレツと呼ばれています)
白身魚を極力油を使わないで調理したもの、ヨークハムの焼いたもの
やフレッシュチーズなどが出されています。

デザートにはヨーグルトやりんごのすったのなど。


日本だとおかゆやうどんが出てきそうですが、書いてるだけで
おなか一杯になってきますね。


 ここで、日本の施設との大きな違いを一つ。

前にも書いたと思うのですが、昼食前のアペリティボとして
ワインやピールを一杯飲んで
(もちろんアルコール入りノンアルコールもあり)
オリーブなどのおつまみをつまんでから昼食に
行く事が出来ます。(自立しているお年寄り)

看護師自ら食欲の無いお年寄りに対し食前にグラスワインを勧める
事もありとにかく病院、老人施設=アルコール禁止ではないのです。


最後に、昨日臨時で日勤をやってきたのですが、お昼のメニュー

さすがスペイン!と驚きの内容でした。

第一の皿 魚介のサルピコン(魚介類と小さく切った
色とりどりの野菜のサラダのようなもの)

第二の皿

どこかのお祭りの時にしか見た事の無い超特大パエジェラ
(パエージャ用のフライパン)で登場した
パエージャ!!約60人以上分

デザート アイスクリーム
一つ食べた後、余ってないの?と何人にも聞かれた(笑)

飲み物 Tinto de Verano(赤ワインのソーダ割り)


スペインのお年寄りが日本についで長生きなのも、こういった
食事内容に実は秘密が隠されているのかもしれないですね。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
結構しっかり食べるのですね。
メニューを見ていても
いかにも病人食って感じじゃないし、
少量のアルコールやデザートで
食事も楽しそうです。
食事って生活の基本だから
楽しく美味しく食べられるのが一番ですよね。

超特大パエジェラ見てみたかったなぁ(笑)。
ゆむるた
2008/08/06 02:25
お久しぶりです。
お仕事されてるんですね。介護のお仕事は大変というイメージが大きいけど、Maerillaさんがハツラツと働いてるのが目に浮かぶようです。
連絡が遅くなってすみません。全然更新できずHPを閉鎖したのでリンクの削除をお願いします。
プチトマトのペスカトーレ、すっかり我が家の定番人気メニューです。麻衣香も美味しく食べてくれます。明日お友達の家で披露してきます!あんなにコクがある美味しいペスカトーレは初めて。しかも家で簡単に出来るなんて!感謝感激です!
Tomokito
2008/08/06 06:58
ゆむるたさん
お返事が遅くなってしまい申し訳ありません!

そうなんです。スペインの老人施設、しょっちゅう食べている感じです。と、いってもスペインおやつやオンセと言われる2度目の朝食を含めると5食くらい食べているので、このくらいは当たり前みたいです。
日本で病院で働いている時は病院食食べてみたいとは思いませんでしたが、ここで働いているとアルコール類をはじめ美味しそうなものが沢山出てくるので充実しているなと思います。

いつか超特大パエージャを写真に撮る機会があったら載せますね。

Tomokitoさん

ご無沙汰しています! リンクの件了解しました。 残念ですがお忙しいんでしょうね。

仕事はぼちぼち楽しんでいっています。 

ナポリ人直伝のペスカトーレ気に入ってくださって嬉しいです。私も大好きです。ピリカラで美味しいですよね。

まだ未定ですが、もしかしたらそのうちにそちら方面に住むようになるかもしれないので、その時はよろしくお願いします。


maerilla
2008/08/14 23:30
スペイン料理にトルティージャとパエジャはかかせないよね。病院食でも出たもん。他のものはあんまりおいしくなかったけど、この2品だけはすっごくおいしかった!
働いている人も食べられるの? それとも眺めてるだけ?

お仕事忙しそうだけど、がんばってね。
ビールを飲んで一息つきたいときは、声をかけてね〜。
オリーブ
2008/08/15 00:33
オリーブさん

働いている人は基本食べられません。でも、こっそり残り物をもらってきて食べている人もいます(笑)午前午後勤務で食事をしなければいけないスタッフは他のエルマノと言われるフライレの人たち(無償で働いている)と一緒に食事を取るので同じものを食べるみたいです。

病院で出るパエージャもきっと大量に作るんでしょうね。だからきっと美味しいのかもしれませんね。

近いうちにぜひ一杯飲みに行きましょう。
maerilla
2008/08/17 06:30
スペイン的老人施設の食事 Venta del Molinillo/BIGLOBEウェブリブログ
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